約90年の歴史ある北陸アルミニウムが誇る技術に裏付けされた「テフロン™プラチナプラス」加工が施されたambai（アンバイ）のフライパン。本体はアルミニウムで側面を軽くし、取り回しが楽な上、アルミキャスト（鋳物）製法による厚みで、加熱時に熱ムラもなく、料理がおいしく仕上がります。食材もこびりつきにくく、調理がしやすいこともポイント。洗う際にも、汚れがスルっと落ちるので後片付けも快適です。

また、取手の素材は国産材の「栗の木」が使われています。水に強く耐久性に優れているので腐りにくく、優しい持ちごこちで、取手には最適な素材です。パーツの取り替えも可能なので、長く愛用していただけるフライパンです。

ふっ素樹脂加工って何？

分子中にふっ素原子を含む合成高分子のことです。ものがこびりつきにくい（非粘着性）、滑り性、耐熱性、耐薬品性などに優れた特徴があり、「ものがこびりつきにくい」特徴を生かして調理器具の表面加工に使われています。

ふっ素樹脂加工なのに料理がこびりついてしまいます。なぜ？

ふっ素樹脂加工の性能が損なわれたことが原因です。空焚きや強火で調理したり、鋭い金属ヘラの使用が原因と考えられます。また使用後十分に洗わなかったため落ちなかった調理物が付着している可能性もあります。この場合は中性洗剤でよく洗えばある程度回復することもあります。

ふっ素樹脂加工にふくれや剥がれが生じてきました。なぜ？

ふっ素樹脂加工された製品の表面には、目に見えない微細な穴（ピンホール）があります。料理を入れたままにしておくと、この穴に油や調味料が浸透して中で加熱膨張し、塗膜を押し上げ、ふくれを生じさせます。このふくれが調理中に破れると、斑点状に剥がれます。また、直線状の剥がれの場合は、鋭利な調理用具によってふっ素樹脂が傷つけられたことが原因と考えられます。

どのようにすればふくれや剥がれを防げますか？

調理器具の中に料理をいれたままにしないことです。使用後は十分に洗うこと。空焚きや強火で使用しないこと、そして、鋭利な調理器具を使用しないことです。

剥がれたふっ素樹脂加工が誤って体内に入ったら？

様々な動物実験の結果、ふっ素樹脂は人体に影響がないことが確認されています。万が一ふっ素樹脂が体内に入っても全く吸収されず、体外へ排出されます。

なぜ空焚きがいけないの？

ふっ素樹脂加工の耐熱温度は260度前後ですが、耐熱温度を超えた場合、ふっ素樹脂加工の性能が失われてしまいます。空焚きは、食材を入れて熱した場合よりも温度の上昇が早く、表面温度が耐熱温度以上の高温になってしまう可能性がありますので、空焚きは厳禁です。

「中火で使用」とありますが、強火でも使えますか？

強火で熱し続けるとコーティングの耐熱温度を超える場合があり、「こびりつきにくい」というフッ素樹脂の性能が損なわれてしまいます。本体の素材がアルミの場合はもともと熱効率にも優れていますので、火力は中火でもおいしく調理できます。