有田焼といえば、透き通るような白磁の美しさと、繊細で華やかな絵付が特徴の高級磁器。
薄くて軽く、ひんやり感のあるガラスのような滑らかさ、硬質さが魅力です。さらに、耐久性が高く吸水性がほとんどないので、タフな食器として幅広く愛用されています。
その有田焼をもっと身近に、毎日の生活に気軽に取り入れられるように作られた「KOMON」シリーズは、日本の伝統紋様をモダンにアレンジし、和食だけでなく洋食や幅広い料理に映える器に仕上がっています。
縁起のいい紋柄がアソートで専用ボックスに入っているので、大切な方へのプレゼント、贈り物としてもおすすめ。
もちろんご自宅での普段使い、来客用としてもぜひお使いください。
より手書きに近い風合いを出す、独自の染付技法
古来より伝わる日本の伝統紋様をモダンにアレンジしたKOMONシリーズは、手書きに近い風合いと繊細な表現ができるパット印刷により1点1点丁寧に染め付け(絵付け)されています。
パット印刷は、一般的な転写紙では貼ることができない形状・曲面でも印刷が可能で、印刷時にでる呉須の“にじみ”や“ぼやけ”などにより深みのある雰囲気を出すことができるので、手書きのような繊細な表現が可能です。
磁器の生産は、型作りに始まり生地作り、焼成、絵付けなど多くの工程を専門の職人が担当する分業体制で成り立っています。さらに、各工程でも専門分野が異なる職人たちが大勢存在します。
KIHARAは産地商社ならではの視点で、窯元や職人たちの特性を生かしながら企画・デザインを行い、KIHARAブランドのものづくりを進めています。
シリコン製のパットを絵柄の凹版に押し付けて模様を写し取る絵付け法が「パット印刷」です。絵柄に沿った凹みに流れ込んでいる呉須をシリコンパットが拾い上げ、器に打ち込み印刷します。緻密な絵柄や曲面にも印刷が可能です。
通常のパッド印刷では、絵柄に凹凸がでないように工夫をしますが、KOMONシリーズの磁器では、凹凸のある表情の面白味を生かし、凹凸を残してそのまま印刷しています。
有田・波佐見地区の原料は「天草陶石」という岩石を砕いた粉が主な原料です。他の素材を混ぜることなく、単体で均一に磁器焼成ができるのが特徴で、約1、250~1、300°Cの高温で還元焼成(空気が少ない状態での焼成)するため、薄くて軽いけれども硬くて丈夫。
吸水性がほとんどなく、耐久性に優れた磁器ができあがります。
人々が幸せを願い育ててきた、伝統の紋様
ギフトやプレゼントにもおすすめしたい、5種類のアソートセットは、どれも縁起物として古くから愛され、幸せを願う気持ちが込められた紋様ばかり。
親から子へ、子から孫へ、親しい友人、お世話になった知人へと幸せの輪を広げていける、箸置きとしてだけではない想いを伝える品です。
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